このページは、悪戦苦闘が予想されるため随時更新していきます。
一度、ブラウザの更新ボタンをクリックし、最新情報を入手してください!。

最終更新日01.3.9

2月5日

     互換性パーツを探すうえで一番良い方法がSJ30とJA12のトランスファーを並べてみることだ。しかし、私のJA12はファーストカーで通勤車両でもある関係上トランスファーを降ろし置いておくことは出来ない。その為、測定できる個所は全て測定して寸法図を製作してみた。



     この寸法図から見ると、プロペラシャフト連結フランジの位置(SJ30、RWDはセンターブレーキ)、トランスファーマウントステー取付位置は同寸法だと言うことがわかる。また、プロペラシャフトの長さも測定誤差は大きいが、ほぼ同寸法と言える。唯一違うのが、プロペラシャフト連結部の4つの穴径とピッチだ。 
    その穴ピッチを、どの部分でどの様に合わすかが最大のネックの様だ。
     これから、SJ30〜JA12までのパーツリストとの熱い戦が始まりそうだ。




2月7日

     トランスファーからの出力は、図のような部品で構成されたプロペラシャフトだ。JA12とSJ30は、トランスファー側の「ヨークフランジ」と「ヨーク、クロスジョイントフランジ」の4カ所の穴ピッチが違う為、互換性がない。このつじつまの合わないカ所をどうやって合わすかがSJ30トランスファーを搭載するカギだろう。そんな中4WD SHOP Keiの本棚にあった雑誌「JIMNY天国(立風書房)」から有力な情報をつかんだ。その情報とは、「ヨークスライディング」よりデフ側をJA12用を使い、「プロペラシャフト」からトランスファー側をSJ30の物を使うプロペラシャフトニコイチの方法でした。この方法だとプロペラシャフトのバランス取りが必要となり、そのバランス取りにかなりのコスト(約30000円/1本)がかかり大変です。
     ヨークフランジの穴を90度ずらした所にJA12の「ヨーク、クロスジョイントフランジ」の穴ピッチで穴の追加工が出来ないものか、別モデルで使えるものが無いか調べていこう。


    100km/時のプロペラシャフトの回転数

    外径750ミリのタイヤサイズで計算
    (タイヤ外径 ) 0.75m×(円周率)3.14=(外周)2.355m
    (時速)100km/時÷60分×1000=(分速)1666m/分
    1666m÷2.355=(1分当のタイヤ回転数)707RPM
    707RPM×(ファイナルレシオ)5.12=3619RPM 
    この車の100km走行時、707RPMでもタイヤのバランス取りが必要だ。プロペラシャフトはこの時約5倍の3619RPM回っている。この回転数で、バランスが狂っていたら、振動はもとより、デフやトランスファーのベアリングが直ぐに破損するだろう。


2月7日(昼)
トランスファー側の「ヨークフランジ」を探す。まずはRWD側。

     強度面やコスト面から考えても、JA12のプロペラシャフトを使用して別モデルのヨークフランジを加工して取り付けたい。そこで、SJ30〜JA12までのパーツリストを「4WD SHOP Kei」にて見させて頂き、パーツリストに穴が空くほど調べた。その結果、JA71前期より以前のモデルは、センターブレーキを採用しているので除外、JA71後期、JA11、JA12のモデルが浮かび上がった。その中で、JA71後期は、前後ともデフが小さく、「ヨークフランジ」が小さい可能性がある。また、JA12は、実測で無理、したがってJA11のヨークフランジを購入してみることにした。
     JA11のヨークフランジの価格は約4000円。使用出来るかわからない物にこの出費は痛い。


2月8日(昼)
ヨークフランジをSJ30トランスファーに合わせてみる。

     JA11の「ヨークフランジ」は、メーカー在庫があり、即納だった。早速、一番気になっていた穴ピッチを測定してみた。すると意外なことに、SJ30用はPCD75ミリ、JA12用は85ミリに対し、今回購入したJA11用はその中間の80ミリだった。
     このまま、目先真っ暗な状態でSJ30トランスファーに組み込んでみる事にした。すると、センター部分のスプライン形状は同じ、また、フランジ面の位置も2ミリ程度変化が見られたが、すんなりと取付ることが出来た。
     以上の様な状態から、取付穴ピッチを除く全てのカ所で互換性があった。しかし、「ヨークフランジ」の外径が小さく、90度ずらした位置にJA12用ヨーククロスジョイント取付穴を明けることは出来ず、事実上使用する事が出来ない様だ。
     今回は、取付穴ピッチが、各モデルで2種類しかないと思い込んでしまったのが最大の誤算だった。ふりだしに戻ってしまったが、これ位でへこたれる私ではない。次は我が車のJA12を分解してSJ30に組み込んでみよう。


2月15日
JA12用ヨークフランジ(RWD側)を組み込んでみる。

     以前にもお伝えしていますが、私のジムニーは、通勤車両のため、バラして放置しておく訳にはいかない。そうかといって、JA12用のヨークフランジ購入するのはリスクが大きすぎる。そんな中、今回は4WD SHOP Kei 濱室さんの協力により、閉店後、作業場をお借りして短時間でバラし、SJ30トランスファーに組み込みを確認する事が出来た。
     結果は、フランジ面の位置関係、スプライン形状ともバッチリ合うでははいか。今までの苦労は、いったい何だったのだろうか。
     こうしてリヤ側のプロペラシャフトは、ニコイチしないでJA12用をそのまま使用出来ることが確認出来た。しかし、IN側、そしてフロント側のプロペラシャフトの互換性の課題はこれから。まだまだ、悪戦苦闘しそうだ。


3月4日
JA12用ヨークフランジ(IN側orFWD側)を組み込んでみる。

     RWD側の問題は解消したのだが、残りの2カ所はどうだろうか。「4WD SHOP Kei」さんの協力により、閉店後、作業場をお借りし確認する事にした。
     水平状態だとヨークフランジを外した時に、ミッションオイルが漏れる可能性があります。ジャッキアップにて限界までフロント側を持ち上げて作業しました。その甲斐あって、ミッションオイルも漏れることなくJA12のヨークフランジが外れた。

     早速、SJ30のトランスファーに合わせてみます。すると、センターのスプラインのサイズが違っています。SJ30の方がスプラインのサイズが小さいです。フランジ面の位置関係は、バッチリ合うのですが、スプラインのサイズが違うとなるとどうしようもないです。RWD側のヨークフランジの互換性が確認された後だけあって、IN側orFWD側もたぶんOKと思い込んでいただけに、大変ショックでした。

     こんな事であきらめる私ではありません。IN側は、SJ30の物をそのまま使用出来ますし、FWD側は使用頻度が少ないためプロペラシャフトをニコイチと言う選択技もあります。しかし、この方法を選択すると、所有しているSJ30前期型プロペラシャフトは経年劣化が進んでいる関係上、プロペラシャフトを購入しなくてはならなく、費用がかかります。載せるSJ30トランスファーもオーバーホールしたいですしね。
     熱くなっている頭を冷やし、後日パーツリストを見直して互換性パーツを探していく事にしよう。


3月5日
ユニバーサルジョイント部のニコイチを考えてみる。

 その後、SJ30〜JA12までのパーツリストを穴が空くほど見直した。すると、新たな選択技が見つかった。それは、プロペラシャフトをスプライン部分でニコイチするのでもなく、ヨークフランジの追加工でもない。ユニバーサルジョイント部分をニコイチする方法だ。これは、「プロペラシャフト」はJA12用をそのまま使用し、「ユニバーサルジョイント」と、「ヨーク、クロスジョイント」は、SJ30用を使用する方法だ。これなら、プロペラシャフトのニコイチと違い、バランス取りをする必要もない。

 全モデルのパーツリストの部品イラストから見て判断すると、SJ30前期は、ニードルベアリング抜け止めのリングが内側にあるため合いそうにない。JA11は、取り付け穴ピッチが80ミリのため合いそうにない。結局、SJ30後期型の「ヨーク、クロスジョイント」が、一番可能性が高そうだ。
 特別な組み合わせをするのだから、品番で互換性パーツを探してもみつかるはずがない。今回は、一度頭を冷やし、じっくりパーツリストを見直したのが良かったのだろう。早速、SJ30の「ヨーク、クロスジョイントフランジ」を購入し、現物確認してみることにしよう。




3月6日
「ヨーク、クロスジョイントフランジ」の寸法確認。

     SJ30後期型の「ヨーク、クロスジョイントフランジ」は、標準在庫品なのか、即座に手に入れることが出来た。本当は、不明な部分の「ユニバーサルジョイント」も現物確認する為、同時に発注したいが、ひとつひとつ確実に情報を得るため、今回は「ヨーククロスジョイントフランジ」のみとした。

     早速、あらかじめJA12のユニバーサル部分をスケッチした寸法と照らし合わせてみる。すると、細かな寸法は違うものの、フランジ面からニードルベアリング穴までの高さや巾など、肝心な所の寸法は互換性がある事があることが判明した。
     では、今回購入を見送った不明な部分、「ユニバーサルジョイント」はどうだろう。SJ30とJA12では、品番こそ違うものの、現物は同じ可能性が高い。「ヨーク、クロスジョイントフランジ」の発注当初は、多少の寸法差が生じた場合、「ユニバーサルジョイント」の追加工で互換性をもたそうとも思ったが、SJ30の「ヨーク、クロスジョイント」の寸法を見る限り、その必要もなさそうだ。

     「4WD SHOP Kei」で話を聞くと、SJ30とJA12の両「ユニバーサルジョイント」の様に、同じ品物でも品番が違ったり、両方の品番が統合され新たな品番になったり、メーカーの管理の問題で変えられることは少なくなく、今回の場合もその可能性が高いのではないか、と言う返答でした。
     この様に、パーツリストを見るだけでは判断がつかず、ご面倒をおかけしますが、「4WD SHOP Kei」にて、パーツメーカーに問い合わせて頂く事にしました。


3月9日
ユニバーサルジョイントの品番確認。

     品番確認は即答だった。SJ30とJA12のどちらの品番で頼んでも、現在は新たな品番で同じ品物が出荷されているとのことだった。つまり、SJ30とJA12のユニバーサルジョイントは全く同じ品物だった。では、いったい何故JA12のモデルチェンジ時、あえて同じ品物を別の品番にしたのだろうか。メーカー側の管理上の問題なのか、それともその時の気分だったのか、私には理解できない事だ。

     これで、SJ30とJA12は、「ユニバーサルジョイント」の互換性で、「プロペラシャフト」と「ヨーク、クロスジョイントフランジ」のニコイチで、トランスファーの換装が100%可能な事が判明した。
     1月中頃に取りかかり、1ヶ月半の悪戦苦闘の中、機能面、コスト面、そして復元面と3拍子揃った互換性パーツを探すことが出来た。これは何より先に、4WD SHOP Keiの前面的な協力、そしてSJ30からJA12までの全モデルのパーツリストが揃っていたからだ。

     この先は、まず経年劣化しているトランスファー本体のオーバーホールに取りかかろう。これで、やっと待望のトランスファー本体に触れることが出来そうだ。




HOMEEVENTMEMBERBOARD4WDLINKMAIL