幌がついた

 この車は、許せる範囲で自分のやりたい事を、贅沢にふまえて製作している。幌に関しても、Bestop社製の「パノラマトップ」ではなく、CJ3B用の「Tigertop」をあえて選んだ。このTigertopは、ワイパーが下側に付くウインドフレーム用で、雨降りの時もワイパーから水垂れしにくい利点がある。それに、天井中央部が高く、ジープらしいスタイルになるからだ。それでは、生産打ち切りだった下ワイパー用のウインドフレームと、幌を平行輸入した苦労話について少しふれてみることにしよう。

 自衛隊に供給されている関係上か、なり古い物でも部品在庫が有る場合がある。そんな少ない希望をたよりに、 欠品覚悟で三菱純正部品の在庫確認をしてもらった。するとどうだろう。部品番号が統合され、メーカー欠品中、納期約2ヶ月とウインドの解答が来た。この在庫確認は昨年の暮れのこと。2月始めには入手出来るので注文する事にした。待つことしばし、納期遅れが多少あった無事受け取る事が出来た。しかし、納品された物は、幌レールがあり上ワイパーの物。一瞬「この企画閉めるしかないじゃん」って脳裏をよぎった。その時は、舞い上がってしまい、写真を撮っていないのが残念だが、物をよく観察してみると、現行の物に幌レールを取り付けただけの様な物だった。1日考えて返品を決心。もう一度、下ワイパー型のフレームを探してもらうことにした。やっぱ、今の物をブッタ切って改造するか。しかし、1週間経たずに、有りましたとの連絡。納品されたのは自衛隊仕様(54A)の物だった。探せばあるのか?。その部品センターにジープに詳しい方がおられるかどうかで、部品の有無も大きく左右されるのだろうか。

 次にCJ3B用の「TigerTop」だが、J56、58ナローに付けるには加工が必要になる為なのか、国内在庫を持って販売しているSHOPはなかったが、1ヶ月程の納期で取り寄せ可能との事だったが、アメリカの4x4部品マーケットのインターネットサイトを覗いて見ると、価格差が大きすぎる。そこで、なんとか並行輸入で安く買えないかと考えた。しかし、筆者に英語が苦手だし、翻訳ソフトを利用して注文するのも危険すぎる。そこで、会社関係の社長にお願いしてみる事にした。早速、サイトのフリーダイアルに電話してみて頂いたが、相手が出ない。時差の関係上でアメリカは、夜中らしい。帰宅して夜電話してみてやるとのこと。一体どうなることか解らないが、こうやして、作業は始まった。そして相手先と電話、メールと連絡を取って頂いたが、アメリカサイトのネット通販。販売先は、やはり本国が対象で、海外の知らないお客は相手にされないらしい。結局、社長のアメリカの知り合いに頼んで頂き。DHL(国際宅急便)で送って頂くことになった。それから約1週間、あまりの早さで、「TigerTop」が届いた。今回、個人輸入に関して色々とお世話になり、すべての手続きをお願いしたが、支払い条件が、海外取引用の口座がなければ決済できない。それに、輸入税もかかってくる関係上、向こう先も詳しい方がいないと無理なようだ。

 色々と問題が有ったが、大物が揃い、そして何故かJ3Rのワイパーアーム、ブレードも純正部品で出て来て、ウインド回りの関係の部品を揃える事が出来た。J54Aのウインドフレームの幌差込レールの多少の改造は入ったが、無事に「TigerTop」がボデイ上部に収まった。しかし、この先、J3RとJ54Aのワイパー取り付け位置が違うなんて想像もしてなかった。喜んだのもつかの間。ワイパーアームで問題発生。

続く。

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